刑事コロンボ みんなが選んだ『ベスト20』作品発表!

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NHKさんで「刑事コロンボ 完全捜査ファイル」と銘打ち50周年の特番が組まれました。アンケートの結果をもとに、全国のコロンボファンの選んだベスト20作品がついに選出されました!あなたが好きなコロンボのエピソードは入っていたでしょうか?

珠玉のエピソードの数々、忘れられない犯人。毎回楽しみな(不謹慎ですが)犯行計画。どんな方法で捜査していくか目が離せないコロンボ推理。わたしの投票したエピソードは残念ながらランキング外になりましたが、納得のベスト20です‼

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50周年特番!刑事コロンボ 完全捜査捜査ファイル

放送日:2018年11月3日 16:30~17:30
制作:NHK
メインMC:船越英一郎
出演:山田純大、足立梨花、米粒写経、三谷幸喜、泉谷しげるほか

再放送日に関して

毎週土曜日16:30~【BSプレミアム】

※2話連続で放送される週もありました。すでに再放送は終了しております。

ベスト20~16

20位「死の方程式~Short Fuse」第8話 シーズン1

犯人のロジャー・スタンフォードがどこか憎めないエピソードです。終始事件を楽しんでいるような言動をしていますが、そんな犯人が青ざめてしまうようなコロンボの詰め手。犯人の犯行をすべて見抜いているからこその逆トリックが、ロジャーの敗北を高らかに宣言する高笑いと共に印象に残ります。


19位「美食の報酬~Murder Under Glass」第42話 シーズン7

”美食”とあるように、世界各国の料理が出てきます!もちろん日本料理も出てきて、犯人の殺害計画に大きく関わってきます。舞妓さんとかも出てきて、日本びいきしてます(*”▽”)

なお余談なります。犯人の秘書役シーラ・ダニーズですが。ピーター・フォークの再婚相手として結婚しました。


18位「魔術師の幻想~Now You See Him…」36話 シーズン5

魔術師が犯人であり、コロンボは手品を解くかのごとく事件を解決します。犯人を逮捕するときの台詞がまたカッコいいです。「完全犯罪なんてあなたの幻想に過ぎません」

ウィルソン刑事というコロンボ並みの魅力たっぷりの刑事が登場します!11話「悪の温室」に登場した刑事で、その事件をきっかけにコロンボを神格化しています。ご覧いただくと、より楽しめると思います。


17位「意識の下の映像~Double Exposure」21話 シーズン3

サブリミナル効果をご存じでしょうか?わたしは「世にも奇妙な物語」で知った口です。例えば釣りの動画の中にほんの0.001秒ぐらい、”ケーキ”の画像を入れます。その人は釣りの動画を見ているだけなのですが、なんだかケーキが無性に食べたくなってきてしまうのです。

心理学的な…まさに意識していないところで脳に働きかけてしまうのがサブリミナル効果なのです。それを応用した殺害計画が見どころです。


16位「死者のメッセージ~Try and Catch Me」41話 シーズン7

コロンボの犯人で最高齢の女性が犯人です。そんな犯人がどうやって殺害を実行するのか?犯人の職業はミステリー作家なのです。練りに練った犯行計画は、ずばり金庫を使ったもの。古畑任三郎の第1話の殺害方法と同じになります。

犯人であるアビゲイル・ミッチェルの飄々とした言動やスキップなどは、犯行が確信した瞬間までは崩れず、最後にコロンボに媚び許しを乞いますが、毅然とした態度で逮捕される決意を見せました。

ベスト15~11

15位「策謀の結末~The Conspirators」45話 シーズン7

コロンボ、戦争を防ぐ。そんな壮大なスケールで描かれることになるエピソードです。犯人のジョー・デヴリン の裏表のある顔。洒落の効いた人物と残忍さがスパイスの効いた作品です。


14位「権力の墓穴~A Friend in Deed」25話 シーズン3

コロンボの上司が犯人という面白いプロットのエピソードです。コロンボは部下なわけですから、上司は痛いところを突かれたら捜査から外してしまいます。捜査権限がない中で、コロンボがどう上司を逮捕するのかが見ものです。


13位「秒読みの殺人~Make Me a Perfect Murder」43話 シーズン7

以外と人気が高かった!思うに「犯人は逮捕されてお終いではない」という最後の信念が評価されたのではないでしょうか?犯人の信条は戦って勝つ。またやり直す決意の表れが、強く気高い女性犯人として描かれています。


12位「殺人処方箋~Prescription: Murder」1話 パイロット版

言わずもがな記念すべき1回目の作品です。コロンボが若い!犯人は精神分析のスペシャリストであり、コロンボの性格や捜査方法を全て見抜いてしまいます。

そんな犯人の助言を受けてコロンボは技を磨き、徐々にボサボサ髪でヨレヨレのレインコート姿という風貌になっていったのでしょうか?


11位「殺しの序曲~The Bye-Bye Sky High IQ Murder Case」40話 シーズン6

天才VS天才というエピソードです。コロンボ自身あまり自分の過去は語らないのですが、この回では犯人に対し自分の過去を語ります。コロンボは最初からの天才というよりは、努力型の天才です。もしくは天才で努力型……。最後にクイズ問題を解くのですが、軽々解いてみせます。

ベスト10~4

10位「逆転の構図~Negative Reaction」27話 シーズン4

完璧な殺害計画です。犯人は写真家のポール・ガレスコ 。身を駆使したアリバイ工作で、コロンボに確かな証拠は残しません。そんな彼を追い詰める詰めて。まさに”逆転”


9位「歌声の消えた海~Troubled Waters」29話 シーズン4

船の中で起こる殺人事件です。コロンボのみ(だいたい一人で解決してますが)で事件に当たることになります。鑑識がいない中で指紋を取る方法が知ることができます。

拳銃の照準が枕越しで見えない中”ズドン”と銃殺……犯人の殺害方法がカッコいいです。本当に中古車ディーラーなのか?


8位「構想の死角~Murder by the Book」3話 シーズン1

当時24歳のスピルバーグ監督の作品です。他のコロンボエピソードと比べても演出が印象的!光と影の使い方、人物の密着度が近いです。犯人の最後の捨て台詞もキザでカッコいい。


7位「ロンドンの傘~Dagger of the Mind」13話 シーズン2

初の海外撮影でイギリスが舞台です。犯人は舞台劇”マクベス”を演じる夫婦。過失致死として始まる殺人事件で、コロンボの一手先でなんとか証拠を消していきます。最後にコロンボにしてやられたり。


6位「祝砲の挽歌~By Dawn’s Early Light」28話 シーズン4

陸軍幼年学校が舞台のエピソードです。犯人のライル・C・ラムフォード大佐がカッコいい。陸軍幼年学校を廃止し男女共学の短大にするのを阻止するために殺人に手を染めます。

国の未来を守るには軍が必要。作中で彼は述べます、「国家間の争いがなくなれば、わたしも喜んで軍服を脱ごう。心静かに庭の手入れでもするさ……。バラがあってね。白いバラだ。人間が互いに殺し合うことを辞める世の中がくれば、君(コロンボ)も制服を脱ぐだろう」

今回の殺人は必要であり、何度でも繰り返すと語ります。ラムフォード大佐なりの信念に基づき、最後までその精神を貫く姿勢は、共感し得る犯人像です。


5位「パイルD-3の壁~Blueprint for Murder」9話 シーズン1

コロンボ役のピーター・フォークさんが監督した作品になります。これが演じたいコロンボ像なんだと映像と演出から見てとれます。相棒17の1話2話でも、この作品のプロットがつかわれましたね。


4位「溶ける糸~A Stitch in Crime」15話 シーズン2

普段温厚なコロンボが声を荒げ怒るというエピソード。犯人のバリー・メイフィールドは次々に犯行に及んでいき、まったくそのことに罪の意識を感じていない。さらにコロンボに対し笑い飛ばすなど……最後まで証拠が出ない中、ラストの追い込みは痺れます。

ベスト3~1

3位「忘れられたスター~Forgotten Lady」32話 シーズン5

69作品あるエピソードで、唯一コロンボが逮捕できなかった犯人です。コロンボが心意気に負けたというべきでしょうか。犯人の友人であるネッド・ダイヤモンドの最後のやり取り、初めて見たときはあまりのカッコよさに鳥肌が立ちました。

また記憶を消して感動したい……いや、やっぱり記憶は消えるのは嫌だなぁ。


2位「二枚のドガの絵~Suitable for Framing」5話 シーズン1

鮮やかな決め手!そこで終わるのかよ!という素晴らしい切れ味です。犯人役のデイル・キングストンの慌てふためく表情は見ものです。「これはコロンボの罠だ!」と叫びますが、そこはぬかりの無いコロンボ。開いた口が塞がらないとは、まさにこのこと。


1位「別れのワイン~Any Old Port in a Storm」19話 シーズン3

不動の1位といった貫禄です。ちびまる子ちゃんにも別れのワインの話が出てきたりもしています。殺人という手段に手を染めてしまった犯人。到底許される存在ではありません。

犯人のエイドリアン・カッシーニはワイン一筋の人生を歩んできました。そのワインを取り上げられてしまっての犯行です。ワインというひとつの事柄に対して、初心者だったコロンボも銘柄をテイスティングで当てられるようにまで努力し犯人へ共感し、話を傾聴していくのです。単なる犯人と刑事の逮捕劇ではなく、ヒューマンドラマと言えるでしょう。

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まとめ

やっぱりコロンボっていいですねぇ……。話数を並び変えてみると、第25~32話、第40~45話とシーズン4とシーズン7が人気が高いですね

こうやってベスト作品が選ばれると、「秒読みの殺人」は意外と人気あったんだと驚きもしました。最後に、あなたが好きなエピソードは入っていましたか? わたしの好きなエピソードは「悪の温室」です。

以上、「視聴者が選んだコロンボベスト20」でした。

  1. 私も悪の温室が好きです!!
    まだ全部のエピソードを見終えてませんが、本格ミステリーという観点では一番の出来だと思います。

  2. 犬(コロンボのペット)様
    コメントありがとうございます!

    狂言誘拐から殺人への見事な計画。素敵なBGMや、魅力的なウィルソン刑事の活躍など見ていて大好きです!
    犯人とのふとした会話の中から、ラストにしっかりと物的証拠に繋がる物を発見する展開も良いですよね。
    まだ、全部のエピソードを見終えていないとのことで、楽しんで視聴なさってください‼

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